活動報告

2018年5月10日

尾鷲南紀支部活動報告指導用媒体紹介

尾鷲南紀支部では、高齢者介護予防事業などで使っている媒体を紹介します。

平成18年8月に和歌山県田辺市で開催された、ぷらす歯科衛生士事務所の佐々木妙子先生の『地域歯科保健・介護予防事業に活用できる「楽しい歯のお話と動くペープサート作制」セミナー』に4名が参加して作成した紙媒体を使用しています。

当時は、介護予防事業がスタートすることもあり、これは即役に立つ研修会になる、と思い参加しましたが、無言で紙を切り続けるのに手も痛くなり、今思い出してもとてもハードな研修会でした。学校などでは、パワーポイントでの講話も多いのですが、やはり高齢者になるとスライドになじみがなく解り辛かったり印象に残らなかったりするので、紙媒体のほうが評判がいいです。紙媒体の裏にマグネットシートを貼り付けているので、ホワイトボードや、黒板などで使用しています。山奥の集会所などに行った際に黒板はあるけど木製の黒板でくっつかなかったこともあります。

特に好評なのは、誤嚥性肺炎の仕組みについて説明するときに咽頭蓋が動くようにできているので解りやすいと評判です。10年程使用しているのでボロボロになってきているものもありますが、裏からテープで補強したりして使用しています。マジックテープで細菌を動かしたりもできるので、高齢者の事業だけではなくアレンジして学校でも使用したりしている会員もいます。高齢者にもわかりやすい色彩、赤、黄、青を使用しているので視覚に訴える媒体といえるのではないでしょうか。

作成するのに手間はかかりますが、ご興味のある方は、「楽しい歯のおはなし動くペープサート」「成人・高齢者編」2007(財)口腔保健協会 4752円(税込)です。(尾鷲南紀支部:山本奈美)

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