活動報告

2023年10月19日

津支部活動報告活動報告

津支部では校(園)医である歯科医師の依頼を受け歯科衛生士2名体制で保育園、幼稚園、小・中学校に出向き、講話、口腔衛生指導を行っています。
 しかし、令和2年から新型コロナ感染症により年間50件ほどあった件数が29件程に減少し、TBIは染色歯磨き実習はなく顎模型上での説明のみになってしまいました。
 今回紹介するこの園も例外ではありませんでしたが、5月より新型コロナが5類に移行されたことと園より歯磨き、フッ化物洗口を始めているので染色、TBI、洗口指導をと希望が出、今年度再開することになりました。
 この保育園では以前から行っていた講話・口腔衛生指導に加え平成23年よりフッ化物洗口も続けています。また口腔衛生への理解が深い園医の想いから指導の機会を年2回戴いています。そのため4歳児から5歳児にかけ4回の指導の機会があり、5歳児の秋の指導がある頃には小学生並みの手つきで歯磨きができる事を確認できます。
 春の指導では新4歳児のためフッ化物洗口実習前に津支部で作成した「フッソくん」の媒体で導入を行います。TBI後、フッ化物洗口の音源を用い、洗口練習をしています。
 今回、コロナ禍以前の指導スタイルに戻った事で園からもコロナ禍より外部との触れあう機会がなくなり、今日は園児も楽しそうだったとの言葉を頂き、より一層励みとなりました。
 この園児たちの給食後のブラッシング、フッ化物洗口という素晴らしい習慣が小学校入学後も継続していける環境が今後整備されていくことが園医の歯科医師と私たち歯科衛生士の夢です。

(津支部 木村由加子)


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