活動報告

2023年11月26日

活動報告第28回三重県歯科保健大会参加報告

「育み、よりそい、護る ~未来につなぐ健口投資~」をメインテーマに三重県・三重県教育委員会・三重県歯科医師会主催の第28回三重県歯科保健大会が津市安濃町サンヒルズ安濃ハーモニーホールにて開催されました。新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、第25回と第26回大会は中止、昨年度は感染予防対策を講じハイブリッド方式にて実施、今年度は通常通りの開催となりました。

式典では、「よい歯の児童生徒表彰(小学6年生児童対象)」「歯・口の健康に関する図画・ポスターコンクール表彰(応募者数5.041点)」「いい歯の8020コンクール(応募者数1.254名)」受賞者が表彰され、日頃から歯と口腔の健康づくりを実践されている方々が集結されました。催し物コーナーでは、津市健康づくり課、三重県歯科衛生会津支部、津地区歯科技工士会、三重県救急医療情報センターなどからの出展のほか、血圧測定、体組成測定、超音波骨密度測定などで来場者を賑わせました。私たちのテーマは「噛む力は生きる力~大人の健康と子どもの発達~」とし、唾液量クイズや天然甘味料の紹介など来場者の興味をそそり歯科啓蒙活動に取り組みました。今年度の「いい歯の8020コンクール表彰」受賞者で、8020を達成されたご夫婦が歯科衛生士会の展示ブースに来られました。応募者全体の平均年齢83.7歳、残存歯数25.1本(うち健全歯数9.4本)とのことで、お二人揃っての受賞は誇らしい限りでしょう。「私たち夫婦二人とも受賞なの」と素敵な笑顔で話されていたのが印象的でした。展示ブース終了後の特別講演では静岡県立大学短期大学 仲井教授が「未来につなぐ健口投資 ~マイナス1歳からはじめるむし歯予防~」と題して話されました。齲蝕予防には「妊娠期からの母親」を対象の口腔健康管理だけでなく「家族」「地域社会」に拡大することで、次世代の口腔と全身の健康管理に繋がることを強調されていました。また、天然甘味料キシリトールの適正摂取の有効性についてもご講演されました。歯と口の健康を守る専門家である私たち歯科衛生士が、それぞれの分野で県民の皆様の齲蝕予防対策を講じ、口腔衛生の管理、健康寿命の延伸へと導く取り組みを行ってまいりたいと思います。(津支部:エィガン直美)








































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